MANAS TRADING

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! SATELLITE 『OMBRÉ (オンブレ)』 Dēbut !(後編)

2018.10.10 / tokyo

今回はマナトレーディングの新コレクション『SATELLITE(サテライト)』 シリーズ
『OMBRÉ(オンブレ)』のディスプレイをご紹介いたします。

それではエントランスから!

ディスプレイのコーディネートテーマは『Blue Wavelets』
先日の名古屋ブログでもご紹介しました、『OMBRÉ』4つのイメージテーマのひとつです。
あえてアクセントカラーを取り入れず同系の色のグラデーションでアイテムを構成することで、
より洗練された印象を与えます。

タッセルでゆったりまとめたシアー地の「アエロ」は、
一見単色にみえるのですが、実はブルー・シルバー・ブラックの3つの糸にて織られた生地。
画像では細部までご覧いただけないのが残念なのですが、
光の加減によって、絶妙な色合いをみせてくれます。
合わせるタッセルは同じく 『OMBRÉ』より発売された「グレース」
白とシルバーをセレクト。
小ぶりなタッセル2本を編んでアレンジしています。

ちなみに今回のお花はモンステラをメインに。
シアー地「コヒロ」とお揃いのコーディネートにしてみました。

※品番はこちら⇒-OMBRÉ- エントランスディスプレイ

ショールームのセンターには、『Bitter & Sweet Elegance』をテーマに
シアブルーとピンクの生地を中心にセレクト。
MANAS-TEXでもおなじみの「ベガ」「キリー」の新色に合わせるのは、
ロマンティックな水彩調のフローラルプリント「マイア」
オーガニックで穏やかな印象の「コモレ」
そして、ヴィンテージ調ダマスクの裾柄が印象的な「グレコ」です。
共に控えめでありながらも、お部屋の印象を確実に変えてくれる存在感があります。

※品番はこちら⇒-OMBRÉ- センターディスプレイ

ショールームの一部には『OMBRÉ』の特設ブースを設けています。
奥に見えるのは「ロドス」「ユニゾン」
いずれもブルー・アクア・ピンク・ベージュ(グレー)の
4色展開のグラデーションデザインのシアーです。
差し込む日差しや、映りこむ景色に淡く滲むグラデーションカラーが魅力的なシリーズ。
本来は窓に掛けてこそ美しさが際立つシアーですが、
そこは窓面が少ない東京ショールーム・・・
シアーの見せ方にもひと工夫が必要です。

お客さまからのご要望の多いレースカーテンには、
フロントシアーにも活躍しそうな、総柄のオーガンジーをご用意しました。
華やかでありながらも、甘すぎないのがポイント。
ゴールドとシルバーの中間色=ギルバーの少しくすんだような上品な輝きは、
トレンドのニュートラルカラーとの組合せや、シャビーな雰囲気にもぴったり寄り添います。

※品番はこちら⇒-OMBRÉ- シアーディスプレイ

※品番はこちら⇒-OMBRÉ- Pure Morrisディスプレイ

 

さて9月の発売から東京・名古屋・大阪各ショールームブログからご紹介しております
『OMBRÉ』コレクション特集いかがでしたでしょうか。
今回のコレクションからPURE MORRISシリーズの人気生地も掲載しており
『OMBRÉ』コレクションの世界観ともぴったりのPURE MORRIS共々、
さらにマナの生地を身近に感じていただけると幸いです。

10月に入り、2018年秋冬コレクションも各ブランドからぞくぞくと情報が集まってまいりました。
Instagramでは発売になったコレクションを、いち早く写真と共に配信しております。
登録されている方はぜひマナのInstagramものぞいてみて下さいね!

 

⇒ ! SATELLITE 『OMBRÉ (オンブレ)』 Dēbut !(前編)

! SATELLITE 『OMBRÉ (オンブレ)』 Dēbut !(前編)

2018.09.11 / tokyo

この度、マナトレーディングのオリジナルコレクション、
『SATELLITE(サテライト)』が発刊されました。

『SATELLITE』の名の通り、
インテリアという宇宙に存在する惑星 MANAS のまわりを周遊する衛星のように、
ワン・コレクションごとに、空間にプラスしたいトレンドアイテムを打ち上げます。

日々変化するトレンドをいち早く取り入れ、機能性を備えたファブリックを厳選。
新たな空間創りへアプローチし続けていくインテリアファブリック・ラインの誕生です。

今回は9月5、6日、代官山のギャラリーで開催された発売イベントの模様をお伝えします。

前日までの台風の影響が心配されましたが、当日は無事爽やかな天気のもと
朝から多くの方が足をお運びくださいました。

『SATELLITE』の第一弾コレクション 『OMBRÉ (オンブレ)』

透明な日差しが差しこむ朝、街をオレンジ色に染める黄昏時、
そしてやさしい金色の光が降り注ぐ夜。

「陰影」を意味する 『OMBRÉ』は、
そんな刻々と変化する光に溶け込むような、
ナチュラルなグラデーションカラーを中心にセレクト。
外界と室内との境界線である窓を柔らかく演出します。


ギャラリーの吹き抜けには、今回のコレクションのハイライトである「オンディーヌ」を。
揺らめく水のようなブルーとシルバーのグラデーションが美しい一枚です。


トレンドのリゾートモチーフは、グレイッシュカラーでラグジュアリーな雰囲気に。
柔らかなリラックス・ムードが漂う都会の癒し空間を演出します。

『OMBRÉ』コレクションの根底にあるのは、
Nature et Luxe. ― ナチュラルに、そしてラグジュアリーに ー  という考え方。

柔らかなコットンやリネンライクの軽やかな生地感と、光を受けて輝く上質な生地。
それぞれ異なる質感のファブリックを組み合わせることで、
都会の喧騒にありながらも、うつろいゆく時間や季節を感じられる
贅沢な空間を生み出すことができます。

今回のコレクションでは、
Blue Wavelets
Artisan’s Texture
Bitter & Sweet Elegance
Urban Glam
というテーマを設けて、それぞれ暮らしにあったパターンをご案内しています。
こちらについては、大阪・名古屋のブログにて改めてご紹介いたしますね。

今回二日間のイベントにはたくさんの皆様にご来場いただき、誠に有難うございました。

さて、イベントにお越し頂けなかったお客様へは、
現在、東京・大阪・名古屋の各ショールームにて特設展示を開催しております。
ぜひお近くのショールームへもお立ち寄りくださいませ。


次回は東京ショールームのディスプレイをご紹介いたします!

⇒ ! SATELLITE 『OMBRÉ (オンブレ)』 Dēbut !(後編)

石のいろいろ

2018.08.30 / nagoya

今、注目されている旬のトレンドのひとつ「ナチュラル」。
MANASでも『PURE MORRIS』から「NORTH」が発売されたばかりです。

ナチュラルにも様々な要素がありますが、今回はその中からナチュラルなものとして「石」をキーワードにご紹介したいと思います。

「石」といえば、まずは「宝石」にちなんだものから。

QUARTZ(クウォーツ)【WIND


ショールームの中でも人気の高いシアー(レース)です。程よい透け感と光沢のあるランダムなストライプ。どんなスタイルにも似合うシアーです。

このクオーツが収録されている見本帳「TRESOR」には、その他にルビーやトパーズ、ダイヤモンドという名前のファブリックもあるんですよ。

リアルな石のデザインでは…
ESTUARY BIRDS 226426【Sanderson

入り江の干潟で憩う鳥たちと共に描かれる石たち。

次に大理石風の石目柄
TERRAZZO(テラゾー)30112【RUBELLI

テラゾーとは床材やキッチンなどのカウンターに使われている人造大理石の名前のひとつ。石目風の織り柄は無地のようでいて生地に奥行き感がでるので、カーテンやチェアにも合います。
(柄は上記のTERRAZZOをクリックしてご確認くださいね。)

壁紙でも石目柄が最近増えています。
PIETRO(ピエトロ) VEN601【KHROMA

マーブル模様のタイル柄。ヨーロピアン調のデザインが揃う見本帳「VENEZIA」に収録されています。

ちなみに、「石」というキーワードをinterior libraryで検索すると279件もの生地や壁紙がヒットするんです。(一部、これも石!?というのも含まれているかもしれませんが、そこはどうかご了承ください)

さて、最後のご紹介の前に…

名古屋ショールームのお向かいには、名古屋・栄のシンボル的な存在である「中日ビル」があります。ここは地元の方なら誰もが知っている有名なビルなのですが、2019年の春、遂に50年以上の長い歴史に幕を閉じます。

そこで、日常のビル内にある見慣れた光景からインスピレーションを感じるデザインの生地や壁紙を取り上げて、今後ブログの中で少しずつご紹介できたらと思っています。

今回のテーマの石からは、廊下のこちらです。

毎日この上を歩くたびに頭に浮かぶのがこちらの壁紙、KERSHAW PANEL NCW4203-02【Nina Campbell

完全閉館まで残すところあと7ヶ月。地上から中日ビルのある栄の最後の風景を心に留めていただけたらと思います。
そしてその後はぜひMANAS名古屋ショールームにもお立ち寄りくださいませ。

トレンドの幾何学柄

2018.08.20 / osaka

ここ数年、インテリアトレンドのひとつになっている「幾何学柄」。
幾何学柄とは、 三角形・四角形・菱形・多角形・円形などを素材にし、
それらを組み合わせて作られた模様のことです。

今年も個性豊かな幾何学柄が出ております。


イギリスブランド、kirkby design(カークビー・デザイン)より発売になった
ARCO GEOMETRICS』コレクション。
建築学的な要素にインスパイアされた、どこか懐かしさも感じるデザインを
高級感のある素材とカラーで生地にしました。


ブラックやホワイトのほか、テラコッタ(レンガ色)やミュートゴールド(艶が抑えられたゴールド色)、ティール(青緑色)など、グラマラスなカラー展開は、上質な大人のインテリアにマッチします。

 


No.9 Thompson(ナンバーナイン・トンプソン)より、
デザイナー リチャード・スミスが、ギリシャへの旅で見た風景やデザインを
テーマにしたコレクション『AEGEUS』。
エーゲ海の爽やかな景色を思わせるようなカラーと、リネンやコットンの素材感が
見た目にも涼やかです。
アウトドアでご使用いただける生地や、幾何学柄のブレードも揃っています。

 


前回ご紹介したPURE MORRISの新コレクション『KINDRED WEAVES』には、
麻や綿の混合素材で、ナチュラルに織られた幾何学柄がラインアップ。
写真のように、ベッドのヘッドボードにされても素敵です。

 


アメリカ南西部の先住民族であるナバホ族からインスピレーションを受けたという
個性的な幾何学柄は、zinc(ジンク)から登場。
モダンでシンプルな空間に小物で取り入れていただくと、
一気に今っぽい雰囲気を演出できます。

幾何学柄とひとくちに言っても、さまざまなデザインがあり、
素材によっても雰囲気はがらりと変わります。
花柄や植物柄に比べると、男性の方でも取り入れていただきやすいと思います。
小物使いでも、十分にお部屋の雰囲気を変える効果がありますので、
よろしければこちらのページよりお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

アイスランドの記憶を巡る旅 PURE MORRIS ―NORTH & KINDRED コレクション―

2018.08.12 / tokyo

1871年、夏。
ウィリアム・モリスが夢にまで見たアイスランド。
この地に降り立った彼の目の前にまず飛び込んできたのは、
コバルトブルーの空と、風に揺れる黄色のポピー。
そして、遠くに見える雪をいただく山々でした。

 

 

前回の『PURE MORRRIS (ピュアモリス)』シリーズ発表からおよそ2年、
7月に発表された待望の『NORTH』と『KINDRED』コレクションは、今から約150年前の夏
モリスがロンドンの喧騒を逃れて向かったアイスランドの旅から
インスピレーションを得たものとなりました。

 

薄曇りの空から差し込む柔らかい光が、
アイスランドの短い夏を彩る草原の花々や雪に覆われた山並みに降り注ぎ、儚い陰影を落とす…
まるで白昼夢のような美しい風景は、上質なコットンやリネンの生地に
繊細な刺繍や織りで描きだされます。

綿密に構成されたそれらの陰影は立体的な造形を生み出します。

光沢のある刺繍糸で紡ぎだされる果実や枝葉は、まるで朝露に濡れて光り輝くよう。
生地に縫いこまれたベルベットの花々は氷河の氷のような透明感のある光を宿します。

 

今回東京ショールームではこれら新作を使用した3つの異なるディスプレイを作成しました。

 


エントランスでは、ドラマチックなフレスコ画を彷彿とさせる壁紙
「Pure Bachelors Button 」がお出迎えします。
インテリアにも取り入れやすい淡い発色のフェイドシーピンクをテーマカラーに
明るく華やいだ印象のコーディネートに仕立ててみました。
メインのドレープには「Pure Marigold Trail Embroidery」を。

淡いグレーとピンクはトレンドのニュートラルカラーを取入れたおすすめの組合わせです。
※使用した品番はこちらをご参照下さい。⇒PURE MORRIS NORTH エントランスディスプレイ

 

 


ショールームのセンターにあるのは、『NORTH』コレクションのハイライト・デザインである
「Pure Honeysuckle & Tulip Embroidery」をメインに、
アイスブルーを基調としたコーディネート。
生地いっぱいに広がるハニーサックルの繊細な刺繍に、
ベルベットで表現されたチューリップの花弁が優雅に咲き乱れるさまは、
うっとりと見入ってしまう美しさです。
※使用した品番はこちらをご参照下さい。⇒PURE MORRIS NORTH センターコーナーディスプレイ

 

 


ショールームのモリスコーナーに設置されているのは、
モリスで最も有名なデザインのひとつ、「Acanthus」を織りで表した「Pure Acanthus Weave」
透かし彫りのような立体的な陰影と、ところどころかすれたような跡を表現した
繊細な表現が見事な作品です。
合わせる壁紙は同じくモリスを代表するデザインのひとつである
「Pure Thistle」のゴールドを採用。
モリス商会初期の新ゴシック様式を採用したデザインは、
ドレープとあいまってどこか荘厳な雰囲気を演出します。
アクセントカラーには、このアイスランドの旅を象徴するポピーイエローを。
※使用した品番はこちらをご参照下さい。⇒PURE MORRIS NORTH モリスコーナーディスプレイ

 


PURE MORRISのデザインはいつか見た美しい光景、
いつまでも記憶の片隅で眠っている憧憬を呼び覚ますような、
どこか懐かしく優しい気持ちにさせてくれます。

「美しい生活」とは何か。
知らぬうちに心の中に描かれていた原風景を見つけること、
その中にヒントが隠れているのかもしれません。

 

 

―  これまで想像したこともなかった場所に、
なじみのある花々が咲いているのを見て、私は不思議な感情におそわれた。
そして(その頃までに,とても明るくさわやかな日になっていた)
その辺りには私には描きつくせない真の美しさがあった。 ―
July 11, 1871 Iceland Diary by William Morris

ディスプレイから…

2018.08.09 / nagoya

2018年の夏、名古屋でも遂に40度超えを更新してしまいました。
MANASのショールームは、どちらも最寄りの駅から比較的近い場所にありますが、もしご来場頂く際はどうか気を付けてお出掛けください。(※夏季休業はこちらから

さて、2018年の春・夏コレクションも全て出揃い、ディスプレイが今年色で変化しています。
それぞれのショールームで使う色やデザインの違いから、同じ柄でも見え方まで違ってみえたり。
今回は名古屋ショールームのディスプレイの写真から、各ブランドの見どころを簡単にご紹介してみたいと思います。

品名や品番など、商品の詳細は各キーワードからリンクできるようにしています。
気になるブランドや生地はクリックしてみてくださいね。

RUBELLI(ルベリ)

赤と青のコントラストが象徴的なディスプレイです。クラシカルな織り柄にもご注目ください。
そして2018年のルベリは「ティファニーブルー色」も注目カラーです。

OSBORNE&LITTLE(オズボーン&リトル)

この秋50周年を迎えるOSBORNE&LITTLE。
リゾート系のトロピカルなコレクションの他に発表されたのがこちらです。
ベルベットのプリント柄。椅子張りにも使えるとてもクラシカルな生地でカーテンに仕立てました。
後ろには2016年のELITIS(エリティス)のコレクションから麻糸のカーテンを添えています。珍しいフォルムなのでまずはInterior libraryでチェックしてみてくださいね(★こちら

背面の壁紙も、今、ショールームで人気の高いエリティスの新作クロスです。モダンな和室の襖に使いたくなるデザインです。

Sanderson(サンダーソン)


イギリス北東部の海岸がインスピレーションの源。スケッチの中の風景から優しい草花や動物たちが登場します。
白地の淡いプリント生地も、濃い色のフレームをつけることでグッと引き締まっていきますのでご参考くださいね。
そして、いろいろな生地を使ってこんな風にクッションに仕立てられるのもおすすめです。

Scion(サイオン)

毎年トレンドやテーマがどんなに異なっていても、北欧風にまとめられているのがサイオンの特徴。
北欧インテリアやカジュアルなインテリアを目指している方には必見のブランドです。
今年はサボテン柄の壁紙も登場しました。

ELITIS(エリティス)

正面の3つの壁紙はオズボーンのコーナーでご紹介した壁紙と同じコレクションです。
それぞれに味わいがあり、とても和を感じる色柄です。
また、クッション(※エリティスHP)も2018年の新作が加わりました。

リネン素材を得意としているエリティスならではの柔らかなカーテン
肌触りの気持ち良いこれはベッドスローにもおすすめの生地です。


真ん中のドット柄は、ひとつひとつレザーの丸いピースを張り付けたもの
手作業の手間暇を想像すると価格にもご納得いただけるかもしれません。

William Morris(ウイリアム・モリス)

7月25日、新しく『PURE MORRISの第二弾、「NORTH」が発売されました。
このディスプレイは8月20日までの期間限定で、皆様をお出迎えしています。
そしてこちらのコレクションではお馴染みのデザインが刺繍柄としてあらたに誕生しました。
遂に人気のブレアラビットモノクロの世界観に登場です。

ぜひ最寄りのショールームで実際に手に取ってご覧いただけたらと思います。
この暑さが涼しくなった頃には、もう新しいコレクションの話題に移っていきます。

LESS is MORE ! ― 2018年新作×トレンド ― 後編

2018.07.10 / tokyo

今年のトレンドキーワードから2018年春夏コレクションをご紹介している
東京ショールームブログ、後編です。
前編では20世紀初頭ドイツで開校した建築・アートの教育機関バウハウスをご紹介してきました。
今回はもう一つのトレンドキーワードである民族的な文様や装飾をモチーフにした
アフリカンテイストをご紹介します。

 
アフリカの赤土や民芸品、ペイントを彷彿とさせるデザインも今年のトレンドの特徴です。
その根本にはラスティック― 自然本来の素朴な風合い ― を空間に取り入れるというのも
トレンドを語るキーワードとして外せません。

ZINC 「GERONIMO」コレクション
ZINC(ジンク)の発表した新作コレクションは「Feeling Nuture – Unplugged Life」
都会の喧騒を離れ、自然界にある美しい色合い、大地や太陽の力強さを五感で感じる寛ぎの空間
をテーマにジンクらしい洗練されたデザインを提案しています。


これまでセレブリティの生活を思わせる都会的でグラマラスなデザインを
コンセプトとして展開してきたジンクが、
このようなラスティックなコレクションを発表してきたということは、
やはり世界の求める快適な空間についての考え方も変わってきているということでしょうか。

簡素で無駄なものが一切ない。

自分を解放し最高にリラックスできる空間とは意外とシンプルなのかもしれません。
これさえあればなにもいらないと思える何かと共に暮らす、ということは最高の贅沢ですよね。

これらのコレクションも、「Less Is More」―人間の根本にある自然への憧憬を追及した
一つのカタチであると言えます。
それはミースと同年代を生きた、ル・コルヴィジュエが晩年を過ごした
カップ・マルタンの休暇小屋にも同様の思想を見ることができるでしょう。


KHROMA 「EARTH」コレクション
最後にクロマの新作壁紙『EARTH』コレクションでは、コレクション内をNORTH(北)とSOUTH(南)のテーマに分け、
NORTHでは森や水を連想させる透明感のある寒色系のペールトーンカラーを、
SOUTHでは土や陶器・トタンなどのマテリアルを力強く表現した
ミネラルカラーを中心に集めるなど、色とデザインを対比させるユニークな構成に。

 

クロマからは他ブランドのファブリックとも合わせやすい3つの異なるコンセプトを持った
3つのコレクションが発表されています。


さて、今回はトレンドに沿って2018年春夏コレクションを少しだけご紹介致しました。
今回ご紹介したブランド、コレクションだけではありません!
2018年春夏コレクションのトレンドについてはInterior Library内のプレイリストからも
ご覧いただけます。

そして7月には待望の「あの」ブランドからも新作が発表される予定です。
ご紹介しきれなかった新作も合わせて、ぜひお近くのショールームにてご覧下さいね!

・LESS is MORE !― 2018年新作×トレンド ―前編 はコチラ

アートにしてみませんか

2018.06.30 / nagoya

6月、フランスELITIS(エリティス)社のルドヴィック・ラデイカウ氏が名古屋ショールームに。
いつも私たちをワクワクさせてくれるデザインのルーツのお話や、古材や貝殻から作られた新しいパネル材など、いま注目の新作アイテムについて直々にレクチャーを受けたところです。

材料だけ見ていても想像が難しいですよね。

ELITISのカタログではこんな写真で紹介されています。


ただ日本では現在の建築基準の対象からは外れてしまうため、壁装材としては使えないのがとても残念なところ。
そこで、ショールームではこのような素材を写真のように額を使ってアート[美術品]としてご紹介しています。


白い壁に大きくてデコラティブな額を立てかけて。
このパネルはもう2年以上エントランスの顔になっています。(写真は最新のディスプレイです)


こちらは2種類のデザインをお揃いの額で並べて飾っています。

右側に使用した壁紙(正式にはウォール カバーリング材)は、
真珠貝をスライスしたものが盛り込まれたデザインです。
ショールームへお越しの際は間近でぜひ見てみてくださいね。



冒頭のカラログ写真とはデザインちがいで、タイの古材(チーク材)を彫り込んだ木パネル
昨日、今日では作ることができない味わいのある色と質感。使い込んだからこそできる新しいリサイクルのかたちの提案です。アイアンのフレームの中にパネルを埋め込んで壁に掛けています。
(こちらのパネルの詳細はInstagramにアップしています)

壁紙を壁一面に貼ることに自信がない方も、このように額を使ってみるとアートとして気軽に愉しんでいただけると思います。もちろん一般的な壁紙でも活用できるアイデアです。

今回ご紹介したこれらのアートパネルは、プロの方を中心に少しずつ反響をいただいています。
ぜひショールームでは、そんな愉しむコツもご参考にしてみてくださいね。

 

 

ウィリアム・モリス展 @アサヒビール大山崎山荘美術館

2018.06.20 / osaka

京都で開催中の『ウィリアム・モリスーデザインの軌跡』展に行ってきました。


会場は、100年ほど前に実業家・故加賀正太郎氏の別荘として建てられた洋館を修繕し、
1996年に開館したアサヒビール大山崎山荘美術館。
当日はあいにくのお天気でしたが、趣のある外観に期待が膨らみました。


今からおよそ160年前のイギリスで生まれたモリスのデザインの数々。
当時のイギリスは、産業革命によって粗悪な品が大量生産されていた時代でした。

美しく価値のあるものは手仕事によって生み出されるという信念と、
生活の中にそれを取り入れることを理想としたモリスは、
室内装飾にはじまり書物や文字など多岐にわたって多くのデザインを手がけました。

今回の展示に集められたのは、
モリスがデザインした壁紙、テキスタイル、椅子、出版物など、計56点の作品。


GARDEN TULIP(ガーデンチューリップ)


BRER RABBIT(ブレアラビット)

作品の中には、今も生地や壁紙として作り続けられているものも沢山見られました。

当時はハンドプリントのため高級品で、
一部の富裕層にしか手の届かなかったモリスのデザインですが、
技術の進歩により高いクオリティでの量産が可能になりました。
今こうして世界中で愛されるようになったことを一番喜んでいるのでは
きっとモリスではないでしょうか。

モリスの想いは現在も受け継がれ、新たな魅力で人気の【PURE MORRIS】シリーズ。
まもなく待望の第2弾が発売になりますので、ぜひそちらもお楽しみにお待ちください。

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ウィリアム・モリス -デザインの軌跡
開催期間: 2018年4月21日(土)~7月16日(月・祝)
場所: アサヒビール 大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
展覧会WEB: http://mimt.jp/beautiful/
詳細情報はWEBでご確認下さいませ。

JR、阪急の最寄り駅からは無料の送迎バスが出ております。

時代を超えて色褪せない魅力を持つモリスのデザインを楽しみに、
ぜひ美術館へ足を運んでみられてはいかがでしょうか。

 

LESS is MORE ! ― 2018年新作×トレンド ―前編

2018.06.11 / tokyo

トレンドってどうやって生まれるの??

ファッションやインテリア誌で必ず特集される「今年のトレンド」。
一体それって誰が決めているんだ!と疑問に思った方も少なくないのでは。。

マナトレーディングInstagramより

今年のインテリアの特徴は、ミラノサローネでも大きな話題となり、
4月に発売された「ELLE DÉCOR」の表紙を飾ったデザインデュオ
スタジオpepeの空間構成がまさに象徴的といえるでしょう。

studiopepe official Instagramより

幾何学的なアイコンを空間に大胆に取り入れ、
カラーはマットで柔らかなペールトーンをベースに、
深みのあるカラーやゴールドをアクセントに使用することで
空間により立体的でリズミカルなコンポジションを生み出しています。

studiopepe official Instagramより

さて、今年のインテリア界のトレンドはあるムーブメントが発端になっているようです。
1919年に開校し現在のモダニズム建築やアートに多大な影響を与えた
ドイツのバウハウスが2019年に設立100周年を迎えるにあたり、
その創立者であるグロピウスやミース・ファンデル・ローエが提唱した構成主義を
現代的な観点から再解釈したユニークなデザインが盛り上がりを見せています。

 

Less Is More. :より少ないことは、より豊かなこと。

これは「本当のモダンとは何か」を追求したミースが最後にたどり着いた答えでした。
シンプルでありながらもエレガントで人を飽きさせない。
球・三角・四角、曲線の柔らかさ・力強く洗練された直線といった造形が生み出すリズム、
そして素材のもつ温度と色が感情に与える効果。

これらの無限の組合せを極限まで研ぎ澄ませること。
そこに究極のデザインである事を、
ミースはバルセロナオリンピックで設計したドイツパヴィリオンで証明しました。


RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
イタリアのRUBELLI(ルベリ)の新作は、ルベリならではの気品のある
クラシックな織りの花柄と今年のトレンドを意識したニュートラルから
ビビットなカラーまで豊富なカラーバリエーションが特徴です。
コレクションのイメージショットからもやはり、
空間全体のコンポジションを意識したコーディネートが伺えます。

 
RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
ティファニーブルーやライムなど明度の高い色をよりエレガントに使いこなすのが
今年のルベリのイチオシ。
コンテンポラリーな空間の中にあえて深みのあるクラシックなデザインを
スパイスとして取り入れるのが、粋なイタリアらしいコーディネートですね。

HARLEQUIN 『ENTITY』
こちらはイギリスのHARLEQUIN(ハーレクイン)から発売された、『ENTITY』。
同じくバウハウスで教鞭をとったパウル・クレーやカンディンスキーの絵画を
オマージュしたかのようなコンテンポラリーなデザインが目を引きます。


HARLEQUIN『ZAPARA』
さらにハーレクインから発表されたもう一つのコレクション『ZAPARA』では
南米の動植物や民族的なモチーフをイキイキとしたタッチで表現しています。

じつはこのようなトライバル柄も今年のトレンドの重要なキーワードなのです。

次回の東京ショールームブログは2018年新作コレクション紹介の後編!
もうひとつのキーワードについてご紹介します。