MANAS TRADING

「ファブリック」カテゴリーのブログ一覧

現代建築の巨匠が描く、光と水の都ヴェネツィア

2020.03.11 / tokyo

今回の主役はこちらのハードボイルド?なおじ様。
さて彼は一体なにもの…?

PETER MARINO (ピーター・マリノ)というアメリカの建築家をご存知でしょうか。
その名を知らなくとも、銀座のシャネルやディオールの設計デザインを手がけた
建築家と聞けば、彼の作品をイメージできる方も多いのでは。

今回RUBELLI(ルベリ)から発表されたコレクション
「PETER MARINO FOR VENETIAN HERITAGE」は、
世界各国の最高級ブティックの旗艦店をはじめ 公共施設からレジデンシャルまで、
数多くのプロジェクトの成功から確固たる地位を築きあげた現代建築の名匠のひとり、
ピーター・マリノ氏とのコラボレーションにより生まれました。

マリノ氏はその作品において「建築とアートの統合」をテーマとして掲げてきました。
彼はアンディ・ウォーホルをはじめとする多くのアーティストとの仕事を通して、
かつて芸術家たちが絵画や彫刻における光と影の表現を追求したように、
「光」が建築にもたらす効果に着目します。

季節や天候によって変わる自然光や、夜のライティングによって変わる、
物質のテクスチャーや色、そして影。

その微細な変化に垣間見える素材の美しさを知り、
空間とオブジェクトの美しさを最大限に活かすテクニックは、
商品を最も魅力的に演出する一流ブティックにおいて
重要な要素であることは想像に難くありません。

さて、そのピーター・マリノ氏とイタリアとの関係性は強く、
現在彼は、ヴェネツィアン・ヘリティジ財団(ヴェネツィアの芸術作品の修復を支援する団体)の
会長を務めています。

マリノ氏にとって、ヴェネツィアは魔法のような場所であると言います。
ヴェネツィアを彩る色とその運河から溢れる光の完全なる調和は、
彼が訪れる度に、歓喜とインスピレーションを与えてくれるのだそう。
今回そのヴェネツィアに本拠地を置く、ルベリの依頼で作製したファブリックデザインは
彼の「魔法のような場所」への敬意を込めた、3つのシルクジャカードの生地となりました。

「光を放つ」という意味の「Lucente」は、
その名の通り穏やかな水面に溶け込む太陽の光を、滑らかなシルクサテン地で表現しています。

「Tiepolo」は、18世紀イタリアの画家、
ジョヴァンニ・バティスタ・ティエポロにインスパイアされたファブリックです。
多くのフレスコ画を残した稀代の画家の柔らかい筆のタッチと
鮮やかな色彩を再現し、豊かに流れる運河の水を表現しています。

そして自らの名前を冠した「Marino」は、運河を行交う舟の舳先に
光を受けてきらめくさざ波を表現。
海を思わせるような深いブルーの生地にシルバーに輝く
シルクジャカードの波が力強い光を放っています。

 

今回のコレクションの収益の一部はヴェネツィアン・ヘリテイジ財団に一部寄付されるとのこと。
ヴェネツィア市街に溢れる光と水面を、ぜひご自宅のインテリアに取り入れてみませんか。

DUNE 再登場

2020.03.02 / nagoya

Sanderson(サンダーソン)に続いて発売を開始しましたROMO(ロモ)。

柔らかなケースメントとしても使えそうなデザインシアーカーテンが揃う「OKARI」など、全体にナチュラルなテイストが揃った2020年春夏コレクションです。

その中で再び登場したのが「DUNE」。

2011年のブログでも一度ご紹介したことがありましたが、ニュアンスカラーも豊富な新たな色展開で復活となりました。
「DUNE」はロモの中でも人気の高い無地の生地で、起毛した生地の手触りも優しく、無地ですが色に濃淡があるため表情があります。
色を切り替えたデザインカーテンや椅子張り用の生地として、ご覧いただきたい候補のひとつです。

一緒に発売された「SAROUK」コレクションは、人気の「DUNE」をベースにバンブーや幾何学模様などのデザインを施したプリント生地になります。

今は外出することが難しい時期ですが、新しい新作情報はHPから随時更新されていきます。
今週末にはOSBORNE&LITTLEも。ぜひご自宅でもお楽しみくださいませ。
そして安心してお出掛けできるようになった時にはショールームで質感をお確かめください。

シルクロードをヒントに

2020.02.25 / osaka

先週から、海外ブランドの新作アイテムの入荷が始まりました。
トップバッターはSanderson(サンダーソン)


今回の新作『CASPIAN』は、
アジアと地中海をつなぐシルクロードからインスピレーションを受けたコレクションとなっております。

ウズベキスタンのイカット柄や、ペルシャの絵画、インドのペイズリー織などをヒントにした、
オリエンタルな生地が揃います。

異なるカルチャーのスタイルを融合させた遊び心のあるデザインは、どれも印象的。
クッションをプラスするだけでも、流行りのミックススタイルを取り入れていただけます。

今後も続々と新作のファブリックや壁紙がショールームに入荷予定です。
最新のアイテムはホームページのInterior Libraryからご覧いただけますので、
ぜひチェックしてみてください。

 

ダック(DUCK)

2020.02.12 / nagoya

タイトルの「ダック」とは、鳥のダックのことです。
正式にはアヒルやカモのことを指すようですね。

「鳥」といえばウイリアム・モリスでは鳥のモチーフが印象的に登場しますが、その他のブランドでも、フラミンゴやオウム、インコなど「鳥」は「花」に次いで多いデザインになるかもしれません。

さて、最近名古屋ショールームには「ダック」のランプが新らたにディスプレイに加わりました。そこで鳥にちなんだものも一緒にご紹介したいと思います。

まずは、届きたてのダックから。

これは、照明のブランドPORTA ROMANA(ポルタ・ロマーナ)のフロアランプ「DUCK FEET LAMP」。今にも動き出しそうなユーモアのあるデザインです。
そして特筆すべき点はココ↓

オレンジ色のシェード部分です。鳥の羽で覆われたシェードがランプが灯るとよりふんわり見えます。
また脚がシルバー色のものなど、シェードもオレンジ以外に7色ご用意があります。

(PORTA ROMANA本国のHPより)
ディスプレイではKirkbydesign(カークビーデザイン)の人気の「UNDERGROUND Vol.II」のクッションをコーディネートしました。

鳥その2 :雁(ガン)

壁紙:Elysian Geese 216608
ちょうど今頃はまだ日本で冬を過ごしている頃でしょうか?
こちらは生地のご用意もあります。写真はシェードに仕立てています。
チェックのカーテンや椅子との合わせ方も参考になりますね。

鳥その3:フラミンゴ

生地:Salinas 132950
人気が続いているフラミンゴを刺繍でデザインしています。同柄の壁紙も色がとても綺麗です。

バードウォッチングのようにいろいろな鳥のデザインを発見するのも、ショールームの楽しみ方のひとつです。
には新しいコレクションからまた新たな鳥も加わる予定です。どうぞお楽しみに。

~Paris デコ・オフ速報~

2020.01.20 / osaka

今年もパリでは、最高級のテキスタイルを扱うエディターが新作発表会を行うイベント
デコ・オフ、メゾン・エ・オブジェが開催されています。

各エディターのSNSに投稿されている写真より、最新の情報をお届けいたします。

この時期のパリは、色とりどりのファブリックで彩られたシェードが吊るされ、
街全体がお祭りのように華やかになります。

WIND(ウインド) Instagram@windexclusivedesignより

昨年のデコ・オフでも見られましたが、
屋外に大きなソファが設置されている様子が今年も見られました。

OSBORNE&LITTLE(オズボーンアンドリトル) Instagram@osborneandlittleより

インスタ映え抜群なこちらのソファには、
オズボーンアンドリトルの新作ファブリックが使われています。

そして今年はベッドメイキングのディスプレイも、街中に出現!
ELITIS(エリティス) Instagram@elitisfranceより

日本ではまず見ることのできない展示方法に、思わず目を奪われました。
ドームの周りをお花の鉢で飾られているところは、さすがパリ。素敵です。

さて、今年のトレンドカラーは何色でしょうか?
いくつかのエディターの写真を見ていると、「黄色」が目立っているような気がします。

RUBELLI(ルベリ) Instagram@rubelli_group より


ルベリのショールームでは、黄色のカーテンや、スツールが印象的に展示されています。

LIMITED EDITION(リミテッド・エディション) Instagram@limitededitionrugs より

ラグブランドのリミテッド・エディションでも、黄色をメインにした写真がトップに。

オリンピックイヤーの今年、明るく輝くようなイエローがトレンドカラーだと
なんだか嬉しい気持ちになります。

新作のサンプルが日本に届くのは、もう少し暖かくなってからになります。
本年もよろしくお願いいたします。

春の装いでご挨拶を

2020.01.13 / tokyo

明けましておめでとうございます。

2020年代の幕開け。そしてオリンピック開催のアニバーサリーイヤーでもある今年。
東京ではお祭りを控えた高揚感が、少しずつ高まり始めているようです。

さて、東京ショールームでは昨年末ご紹介したクリスマスディスプレイから一新、
OSBORNE&LITTLE (オズボーンアンドリトル)
Nina Campbell (ニナ・キャンベル)の最新コレクションを使用し、
春が待ち遠しくなるようなディスプレイにリニューアルいたしました。

まず最初に目を引くのが、向かって左側のカーテン
ピンクのパンジーやブルーファンフラワーが咲き乱れる刺繍生地「Michelham」
ニナ・キャンベルの新作『ASHDOWN』コレクションの主役となるデザイン。
同柄のブルーグリーン色の生地はクッションに仕立てています。

その他にも色とりどりのクッションに使用されているのは、
『ASHDOWN』と同時発売された、『MARCHMAIN』コレクションのファブリック。
今回のクッションはフリンジやパイピング、ポンポンのついたトリムなど、
様々なアレンジもスタッフこだわりのポイントの一つです。

もはやニナ・キャンベルカラーともいえる、ブラッシュピンクやアクアブルーを用いた
柔らかく華やかな色合いで織られた花々のモチーフは、
イギリス サセックス地方の森:アッシュダウンフォレストからインスピレーションを得たもの。
「くまのプーさん」の舞台といわれるカントリーサイドの穏やかな雰囲気が、
春にピッタリのコーディネートとなりました。

向かって右手のカーテンとシアーは、
オズボーンアンドリトルの新作『SKETCHBOOK』コレクションのデザイン。
透明感のあるダックエッグブルーの生地は「Reedbirds」
葦の草むらを飛び回る小鳥を、上質なシルクリネンのジャカード織で表現しています。
カーテン上部には軽やかなシルバーの生地「カレイド」のバランスを縫い合わせ、
サイドパイピングや裏地にも同生地を使用した、贅沢なスタイルで作製しました。

タイトルデザインでもある「Sketchbook」「Sycamore Sheer」は、
菊やラッパスイセン、楓など季節の花や草木のラフスケッチが
様々な刺繍技法で表現されたシアー生地。
展開するベース地や刺繍糸のカラーによって、春と秋、異なる季節感が楽しめます。

さて、来週からはフランスにて行われる
インテリアのお祭りメゾン・エ・オブジェ、パリ・デコオフが開催されます。
それとともに、ショールームも2020年春夏コレクションの準備に向けて動き出します。

今年もたくさんの素晴らしいファブリックや壁紙とともに
皆さまのお越しを、スタッフ一同お待ち申し上げております。

 

今季の主役はベルベット!

2019.12.11 / tokyo

東京ショールームから、今年最後にご紹介するのは
Morris & Co.(ウィリアム・モリス)の新作『ROUEN VELVETS』と、
イギリスのブランドkirkby design(カークビー・デザイン)が発表した『UNDERGROUND Ⅱ』
共にベルベットを使用した新作コレクションをご紹介します。

まずは先月の東京や大阪のブログでもご紹介した、
モリス待望のベルベットコレクション『ROUEN VELVETS』
東京ショールームではクリスマスのエントランスディスプレイに使用しました。

モリスの代表作の一つである「Fruit」と、
Pure Morris(ピュアモリス)コレクションでも人気を博したデザイン、
「Honeysuckle & Tulip Velvet」のブルーグリーンを基調に、
インド織物のパターンをフロックのような金糸で織りあげた
「Indian Flock Velvet」のフレスコレッドを差し色に加えた
クリスマスカラーのカーテンをご用意。

「Fruit Velvet」の裏地にはMANAS-TEXよりベガを採用し、
「Indian Flock Velvet」の色を引き込みます。
フリンジには同じくMANAS-TEX「カルテットフリンジ」から
色なじみの良いオリーブをセレクト。
合わせるHOULÉS(ウレス)のタッセルから、
PORTA ROMANAのテーブルランプ「Dumpling Lamp」への視線を流れを意識した
コーディネートに仕上げました。

展示期間は年内最終営業日となる12月27日まで。
残り少ない展示期間ですが、ぜひベルベットならではの
奥行きのある色使いを間近でご覧ください。

 

 

さて次にご紹介するのは2013年に発売し
世界的に大ヒットしたカークビー・デザイン『UNDERGROUND』
第二弾となるコレクション、『UNDERGROUND Ⅱ』です。

今作はロンドン交通局とのコラボレーションによって生まれたもの。
1930年代から2000年代にかけて地下鉄や、ロンドンのシンボル的な二階建てバスの
座席や内装に使用されていたアーカイブデザインを再現したファブリックが揃います。

『UNDERGROUND Ⅱ』本国での発売時には、
本物の車両を使って行われたインスタレーションが行われました。
その画像がこちら!

全ての座席に使用されているのは勿論、カーテンから床材、更にはつり革まで
『UNDERGROUND Ⅱ』を使うという気合いの入れよう!
ピンクとミストグリーン、ピーコックで統一されたレトロポップな車内は、
まるでジャック・タチ映画の世界に入り込んだかのようです。

6年前の第一弾では、ヴィヴィッドカラーをアクセントにした印象が強かった
コレクションですが、今作で用いられるのは暖かみのあるペールトーンが主役です。

それぞれの幾何学デザインに合わせ、カットベルベットやモケットなどテクスチャを変え、
手触りまでも考え抜かれた生地は、椅子張りやクッションなどに最適です。
モリスの『ROUEN VELVETS』の滑らかなベルベットとは
また一味違った風合いが楽しめることでしょう。

トレンドである60年代を彷彿とさせるレトロデザインに、
ロンドン交通のグラフィカルなパターンが合致し、絶妙な配色のニュートラルカラーが
加えられることで、見事に「現在」を感じさせるデザインに仕上がりました。

懐かしいけど新しい。
来年に2度目の東京オリンピックを控える 私たち日本人にもどこかフィットしそうな感覚ですね。

さて、来年はどのような年になるのでしょうか。
皆さまにとって、かけがえのない一年になりますよう心からお祈り申し上げます。

 

 

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東京ショールーム 年末年始営業時間のお知らせ

12月27日(金) ~16:00 クローズ
12月28日(土)~1月5日(日) 年末年始休業
1月6日(月) 通常営業

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⇒『UNDERGROUND』第一弾コレクションのブログはコチラ
一部の商品は取り扱いが終了しております。
詳しくはお近くのショールームまでお問い合わせください。

『ROUEN VELVETS』発売と明星大学貴重書コレクション展「ウィリアム・モリス」

2019.11.10 / tokyo

今月11月8日にMorris & Co. (ウィリアム・モリス)より
新作『ROUEN VELVETS』コレクションが発売されました。

2019年2弾目のコレクションは、若かりしモリスが旅したフランス旅行をヒントに、
大聖堂の荘厳で色彩豊かなインテリアからインスパイアされた、
極上のプリントベルベットコレクションです。

コレクション名の「ROUEN (ルーアン)」はフランス ノルマンディー地方の都市名であり、
ゴシック建築の代表作の一つである「ルーアン大聖堂」よりとられたもの。


大司教がまとうローブのように柔らかく深い色合いの真紅。
ダークグリーンやネイビーの重厚な色の中から浮きあがる、
チューリップやハニーサックルの鮮やかなコントラストは、
まるでバラ窓のステンドグラスのような色彩です。

東京ショールームでは現在クリスマスシーズンに向けて、
この『ROUEN VELVETS』のディスプレイを計画中。
その様子はInstagramやブログでも更新予定ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

さて、今回はそのウィリアム・モリスに関連したイベントを一つご紹介しましょう。
先日 東京都日野市の明星大学構内にある、資料書図書館にて開催中の
ウィリアム・モリスの展覧会に行ってきました。

ウィリアム・モリスといえば、デザイナー、詩人、社会運動家など多方面にわたって活躍し、
近代英国デザインに大きな影響を及ぼした人物として、現在その功績が広く知られています。
これまでマナトレーディングでは、インテリアファブリックや壁紙などを扱う傍ら、
「アーツ&クラフツ運動」の精神を根幹としたモリス商会と、そのデザインについて、
機会あるごとにご紹介してきました。 (→詳しくはコチラ)


「Strawberry Thief 」 212564

今回の展覧会は、モリスの思想を形にしたもう一つの事業
―ケルムスコット・プレス(私家印刷所)とその出版書籍にスポットを当てたもの。
モリス自らが著作した物語や詩篇、または編纂を手掛けた書物の展覧会です。

明星大学では、ケルムスコット・プレスが出版した書物53書目66巻のうち、
そのほとんどにあたる65巻の書籍をコレクションとして所蔵おり、
その全巻を3期に分けて展示しています。

展覧会では、貴重な書籍の展示だけでなく、
当時ケルムスコット・プレスで導入していた印刷機と同型の活版印刷機や映像資料も視聴でき、
モリスの書物にかける情熱や思想を感じながら、
その美しい装丁をゆっくり鑑賞することができます。


「Pimpernel 」 210386

大の読書家であったモリスは、幼少期から古代神話や中世の歴史書、
建築や社会思想などあらゆる文献を読み漁り、
「美しい書物こそ人々の心の豊かにするもの」と確信していました。

本を編纂するにあたり、モリスがまず参考としたのが主に15世紀ごろの歴史書や聖典の写本。
モリスは文章と挿絵のレイアウトや紙を徹底的に研究し選定、
より美しく読みやすい独自のレイアウトを開発、さらには活字体のデザインまでも行っています。


William Morris Gallery HP 参照

また各章の扉絵や装飾頭文字は、自身で描くだけでなく、
ラファエル前派の代表的な画家であり、生涯を通して友人でもあった、
エドワード・バーン=ジョーンズも数多く手掛けています。

 

さてモリスの追求した「本は美しいものであるべき」という信念は、
今回の展覧会の主役であるこの書籍をもって、大成したといっても過言ではないでしょう。


「チョーサー著作集」

モリスが敬愛した14世紀の詩人、ジェフリー・チョーサーの作品を編纂したものです。
中でも「カンタベリー物語」はその当時の民話や騎士物語や滑稽話など
ユーモアと風刺を交えて綴られており、イギリス中世文学の最高傑作とされています。

1ページごとにモリスのこだわり抜かれたレイアウトと、挿絵が施され、
扉絵に描かれたバーン・ジョーンズによる87点もの木版画が、読む者を次の物語へと誘います。

縁飾りのぶどうはモリスのファブリックや壁紙でもお馴染みのモチーフのひとつ。
物語を読み進めるうちに、芳醇なぶどうや花々の香りが漂ってきそうな、
なんとも贅沢な読書体験ができそうな一冊です。
この著作集は、現在「世界三大美書」のひとつに数えられています。


「Grapevine」 224475

モリスのファブリックや壁紙を選ぶときには、
そんなデザインの背景を考えながら選ぶのも一つの楽しみになりそうですね。

明星大学での貴重書コレクション展は、2019年12月21日(土)までの開催です。
今展覧会では、貴重書の展示だけでなく、
他にも、プレゼント企画なども実施されているようですよ。
モリス好きの方はこれまでとは少し違った視点でモリスの作品をご覧いただけるかもしれません。
ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


「Acanthus 」 216440

展覧会詳細については下記、明星大学のHPよりご覧ください。
⇒明星大学HP 「ウィリアム・モリス —理想の書物を求めて―」

MANASらしく

2019.10.08 / nagoya

9月10日のMANAS-TEX VOL.17発売に続き、10月1日にはSTELLITEから第二弾のCLUB(クラブ)コレクションが発売開始になりました。

MANAS-TEX(マナテックス)については、発刊からこれが17代目ということになります。
マナトレーディングのオリジナルコレクションとして、その時代、その時の空気をデザインや色に盛り込みながら、今日までアップデートされてきたマナテックス。最新のVOL.17については東京ブログのほうで詳しくご紹介していますのでぜひご覧くださいね。

そして、もう一つのオリジナルコレクションSTELLITE(サテライト)は、その折々の旬のテーマで揃えられマナテックスとも相性の良いテイストのアイテムが取り揃っています。
第一弾の「OMBRÉ(オンブレ)」に続き新たなコレクション「CLUB」が加わり、この秋、MANASのコーディネートの幅もぐっと広がりました。
詳しいコンセプトはこちらのページからご覧ください。

写真左のゴールドのファブリックはアマンダ、イタリア製。
経年変化が起きたダマスク模様の壁面を表現したイタリアらしさを感じる織のデザイン。とても上品でいて鈍く光る光沢感はモダンな空間や家具にもよく合います。

右側のプリント生地はタゼッタ、イタリア製。

一瞬にしてアールヌーヴォーの世界観に引き込まれそうな目を惹くデザイン。
きめ細かで上質なコットンサテン地の手触りはとてもなめらかで写真では伝えきれない気持ち良さがあります。
今月中に名古屋ショールームのディスプレイとして登場する予定です。


今回の「CLUB」の撮影は、東京国立博物館の中にある表慶館で行われました。明治42年に開館した日本ではじめての本格的な美術館で、設計は赤坂の迎賓館なども手がけた片山東熊氏によるものです。
こういったクラシカルで重厚な空間にも、自然と調和するCLUBコレクションのラインナップは本物を求める方必見です。

そして発売早々、お客様の注目を集めているのが写真中央にかかるマナテックスのシアーフルレット

裾に広がるお花の刺繍達が可愛らしさを演出しますが、グレージュやモーヴ色などニュアンスのある大人色の刺繍糸で甘くなり過ぎないところが人気の魅力です。
いろいろなドレープ生地と相性が良いので、あれこれ組み合わせをお試しくださいね。ちなみに写真のドレープは「スパングル 5」(新色)にカデンツァ 1(新作タッセル)がコーディネートされています。

長い年月を経て培われてきたMANASらしさと「今」が融合した新しいコレクション。
ぜひ最寄りのショールームでご実感ください。

 

MANAS-TEX vol.17 Dēbut !

2019.09.18 / tokyo

マナトレーディングの国内在庫コレクション、
MANAS-TEX (マナテックス)の新作が9月10日に発売されました。

 

volme.17 となる今作のテーマは、
「Sense of refinement through elegance.」
― 究極の優雅さとは何か。

これまで幾度となく繰り返されてきたこの問いに対する、私たちの今の答えがここにあります。

現在社会に溢れる様々なノイズから解き放たれ、自宅で寛ぐひととき。
その空間に、静かに流れる旋律のような安堵感。
暖かい陽差しを室内にやさしく招き入れる、カーテンの色と質感。

私たちの使命である「人の美しい生活を創造する」という原点に立ち返ったとき、
究極の優雅さとは、いたってシンプルなものでした。

そこには日々移り変わる流行を超越した、揺るぎのない価値があります。

今回力を入れたのは、新たに加えられたデザインは勿論、
長年愛されてきたベストセラー商品の「新色」にも着目。
MANAS-TEXの基盤となるアイテムをアップデートすることで
「マナトレーディング」というブランドイメージを
より確固たるものとして、発信して参ります。

 

先日東京ショールームにて、プロユーザー様向けに開催された新作展示会には
3日間で延べ750名ものお客様にご来場いただきました。

東京ショールームのディスプレイを全てMANAS-TEXでしつらえ、
いつものショールームの装いを変えて、皆さまをお迎え致しました。

今回新作のディスプレイと合わせて、お客様の目を楽しませていたのは、
美しい季節の花々とスイーツ。
お花のアレンジメントは、マナのInstagram企画「#花とモリス」でも
コラボレートしているウヴル様に監修いただきました。

 

スイーツでは、アルパカのキャラクターをアイシングしたクッキーをご用意。
実はこのアルパカ、新作ファブリック「アルパカ」のキャラクターを
模して特別に作製いただいたもの。


オリジナルのファブリックは子供部屋にぴったりの可愛らしいデザインです。
カーテンやクッションにいかがでしょうか?

お伝えしきれなかったディスプレイはInstagramや、
各ショールームでもエリアを拡大して展示しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

お越しいただいた皆さま、誠に有難うございました。

 

さて、MANAS-TEXの新コレクション発売を終えて一段落。 …ではありません!!
早くも海外ブランドの2019年秋冬コレクションの発売が続々と控えています。

よりパワーアップしたMANAS-TEXとともに、
マナトレーディングがご紹介する、美しいファブリックの世界にご期待ください!

※ご紹介した写真の中には一部未発売の商品も含まれます。