MANAS TRADING

「ファブリック」カテゴリーのブログ一覧

秋を彩るファブリック特集

2019.08.19 / tokyo

毎日暑い日が続いていますね。
残暑はまだまだ続きそうですが、暦の上では立秋。
秋の装いを始める季節を迎えています。
今回は一足お先に秋を感じさせるファブリックをご紹介します。

カーテンはもちろん、クッションやテーブルクロスなど季節使いできる小物に加工して、
秋の風流を楽しんでみても良いかもしれません。

 

まずご紹介するのは、MARK ALEXANDER(マーク・アレクサンダー)

シンプルながらも洗練された色とデザインはまさに、
自然素材のもつ美しさを最上級に活かすためにあります。

 

デザイナーのマーク・ブッチャーと、アレクサンダー・マッケンジーが
デザインのインスピレーションとして度々取り入れてきたものの一つが、日本の古美術。

今年発売されたコレクション、『SHIBUI』『MODERNA』は、
どこからか澄んだ風鈴の音や、虫の音が聞こえてきそうなデザインです。


タペストリーのように使用されている生地は、ポルトガル語で「月」を意味する「Lua」
そのデザインは水面に映る月の儚さを描いています。
藍色や柿渋色、木綿色や磨き上げられた古木のような色など、
日本人にとって昔から変わらぬ郷愁を形にしたかのようなデザインは見事、の一言。

 


実は隠れたファンが多いこのブランド。
マーク・アレクサンダーが世界中の産地からよりすぐった
コットンやリネンなどの素材が生み出す、質感の豊かさと可能性に驚かされます。
一度その生地に触れた方は、その魅力に憑りつかれてしまうことでしょう。


ファッション界のハイブランドにも用いられる一級品の素材で紡がれた生地は、
肌に触れるファブリック小物 ― クッションやベッドリネンなどにもおすすめです。

 

 

次にご紹介するのは、Backhousen (バックハウゼン)
オーストリアで170年続く老舗のファブリックブランドです。

このブランドの歴史は、まさにオーストリアの歴史とともにあります。
バックハウゼンは1849年創業、
時のヨーロッパで絶大な権力を誇っていたハプスブルク家御用達の
ファブリックメーカーとして、オペラ座や国会議事堂など
多くの公共施設に生地を提供し、確固たる地位を築きます。

19世紀末には、ウィーン分離派の芸術家たちによって発足した
芸術運動「ユーゲントシュティル」に参加、
その中心人物であるヨーゼフ・ホフマンやコロマン・モーザーによって設立した、
「ウィーン工房」のファブリックとカーペット製品のほとんどを手掛けました。

そのため今日でも、ホフマンらが残したデザインの貴重なアーカイブは
バックハウゼンが保管しています。

 

さて、今年発売されたバックハウゼンのコレクションは、
そのアーカイブからの復刻デザイン。
「ウィーン工房」の発足メンバーの一人であり、優れたプロダクトデザイナーであった

DAGOBERT PECHE(ダゴベルト・ペッヒェ)のコレクションです。

 

DAGOBERT PECHE (1887~1923)

 

今回東京ショールームで間仕切りのカーテンとクッションを製作したのは、
「VIOLA」と「SOMMER」。
朝顔やアザミ、チューリップなど花々のシルエットが、
暗闇の中で踊り輝くように広がります。

 


ダイヤ柄の生地「VINCENT」も、
空間を引き締めるスパイスとして小物使いにお勧めです。


一見バロック調の優雅なデザインに、ブラックやビビッドなパープルやピンク、
コバルトを用いることで、
上品ながらもアヴァンギャルドな雰囲気を併せ持つ、
唯一無二のデザインに仕上げています。

 


『HOFFMANN Ⅱ』コレクション

その他にもバックハウゼンではヨーゼフ・ホフマンをはじめとする
19世紀のモダンデザインを、
現代でも使いやすいカラーバリエーションで展開しています。

 

今年、オーストリアと日本との外交樹立150周年を記念して
大規模な美術展をはじめとするイベントが各地で催されています。
先日まで東京の国立新美術館にて開催されていた「ウィーン・モダン展」では
まさにバックハウゼンが創業した時代 —
アート・建築において目覚しい近代化が進んだ、19世紀末から20世紀初頭の
コレクションを中心とした、過去最大規模の展覧会となりました。

8月27日からは大阪の国立国際美術館へ巡回予定
お近くの方はぜひ足を運ばれてみては。

 

芸術の秋。
普段とは違うアーティスティックなデザインを、
インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

刺繍が織りなす「地上の楽園」MELSETTERコレクション

2019.07.15 / tokyo

MORRIS & Co.(ウィリアム・モリス)より新作コレクションの
『MELSETTER(メルセッター)』が発売されました。
昨年の『Pure Morris North』を除けば、メインコレクションとしては約2年ぶりの新作です。

これまでのMORRIS & Co.の作品を見ている方からすると、
いつものモリスらしくないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

それもそのはず。
今回のコレクションは、アーツ・アンド・クラフツ運動の
重要な人物の一人であったウィリアム・モリスの娘、
そして1900年代初頭の刺繍作家の第一人者でもある、
MAY MORRIS(メイ・モリス)の作品にフィーチャーしたコレクションであるからです。

このコレクションはMORRIS & Co.の新たなデザインレンジを広げると共に、
あまりにも著名であった父、ウィリアム・モリスの陰に隠れてしまった、
一人の女性の功績にスポットライトを当てるものとなりました。

 


William Morris           May Morris

ウィリアム・モリスといえば、デザイナー・詩人・社会思想家、そして
アーツ・アンド・クラフツ運動の創設者として、
近代史に大きな影響を与えた人物として有名です。
これまでもマナトレーディングでは機会あるごとにその功績をご紹介してきました。

メイは父モリスの才能を一身に受け継いだ女性であったと言えるでしょう。

1860年、画家を志していたウィリアム・モリスは、
絵の師匠的立場であったダンテ・ガブリエル・ロセッティの紹介で
アートモデルのジェーン・バーデンと出会い、結婚します。

1862年3月。メイ・モリスは父モリスが28歳の時に生まれました。
メイには一歳年上の姉ジェニーがいましたが、
幼少期からてんかんの病を抱えていたため、両親の注意は自然と姉へ向けられます。

さらにロセッティとジェーンの関係をめぐって、両親の仲がこじれていくのを
幼いながらも感じ取っていたメイは、寂しさから逃れる為にスケッチや刺繍にのめりこみます。
刺繍の名手でもあった母、ジェーンの影響も大きかったのでしょう。
メイは次第にその才能を開花させていきました。


,    メイが15歳の頃に描いたケルムスコット・マナー

メイは父であるモリスを大変慕っていました。
彼女自身がアートのスキルを身に付けることで、
将来父の事業をサポートをしたいと考えていたようです。

国立芸術研究所(現:ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ)にて
芸術と刺繍を学んだメイは卒業後、モリス商会にて父のアシスタントを務めます。

実は、鳥を描くのが苦手であったモリス。
その父に代わって一部の作品において、鳥のデザインをしていたのはメイだったのだとか…

「Bird & Anemone」 design by William Morris

彼女が最初にデザインした「Honeysuckle(ハニーサックル)」は、
現在もMorris & Co.を代表するデザインの一つです。

「Honeysuckle」 design by May Morris

1885年、23歳となったメイは商会の刺繍部門のディレクターとなりました。

 

,  ちなみに、女性の社会進出が困難であったこの時代、メイの姿は当時の女性たちにとって
,   憧れの存在であり、先進的な女性像の一つであったと言えます。
,  後年、モリスの死をきっかけに商会を離れたメイは、
,  フリーランスの刺繍作家として活動し、デザインの幅を拡げると共に、
,  モリスの社会運動を引き継ぐ形で、女性の為のデザイン産業組合(Women’s Guild of Arts)を
,  発足させ、イギリス各地やアメリカで講義を行うなど精力的に活動し、
,  アーツ・アンド・クラフツ運動において重要な人物の一人となります。

 

さて、ディレクターになったメイと、モリスの弟子であったジョン・ヘンリ・ダールによって、
刺繍はモリス商会のビジネスとって一つの柱となります。

 

メイの代表的なデザイン「Fruit Garden」です。
このモチーフはタペストリーやカーテン、本の装丁などにたびたび用いられました。
(現在はFruit Garden 名の商品はありません。)


ケルムスコット・マナーのベッドには、
このFruit Garden のモチーフと、モリス初期のデザインである「Trellis(トレリス)」
垣根格子や鳥を基にした美しいカーテンを作成しています。
これは現在「Kelmscott Tree(ケルムスコット・ツリー)」としてパターン化され、
ハニーサックルと共にマナの在庫品コレクションでも不動の人気を獲得しています。

 

さて、今回のコレクション『MELSETTER(メルセッター)』は、スコットランドのホイ島にある
メイの友人ミドルモア氏の邸宅、メルセッターハウスの為に
作成された刺繍作品を基にしたコレクションです。

メインはこの家のベッドカバーからインスピレーションを受けたデザイン、
「MELSETTER(メルセッター)」
オリジナルは刺繍のデザインですが、
今回のコレクションではフレスコ画調のプリント生地と壁紙で表現。
Fruit Gardenをベースに、果樹の周りを飛び交う鳥や花々で溢れる幸福感に溢れたデザインです。


壁紙ではオリジナルデザインを忠実に再現しており、
バラの蔦は垣根を越えて伸び広がり、足元には小さな野ウサギも…!

 


こちらは「Seasons by May Embroidery(シーズンズ バイ メイ エンブロイダリー)」
ファイアスクリーン(暖炉用のついたて)用に、
四季をテーマに連作で発表した一つ、「Spring and Summer」からインスパイアされたデザイン。
鳥やチューリップは複数色の糸で刺繍され、
グラデーションを帯びて立体的に表現されています。

 


こちらは「Theodosia Embroidery(セオドシア・エンブロイダリー)」
ミドルモア氏の妻であるセオドシアの名前が付けられた作品です。
フォレストグリーンのベース生地にパーシモン・ゴールド・アクアブルーなどの光沢糸で
刺繍された花々は、上品かつスタイリッシュな雰囲気を演出します。

 


「Theodosia Embroidery」と一緒に施工されているグリーンの壁紙は
メイのキルト刺繍のデザインからインスパイアされた「Middlemore(ミドルモア)」
絵本の挿絵に登場しそうな可愛らしい動物たちが描かれています。
淡い配色のものは、子供部屋にもおすすめです。

 

後に芸術学校で教鞭をとるほどであったメイの熟練した技術と、
魅力的なデザインが堪能できるコレクションに仕上がりました。
美しい刺繍の数々はずっと見入っていたくなってしまうほど!

これらの生地を用いて作られたカーテンやベッドカバー、テーブルクロスに
囲まれたメルセッター・ハウスは実に見事であったことでしょうね。

東京ショールームでは、7月下旬からメルセッターコレクションのディスプレイを展示します。
ディスプレイの写真はInstagramでも公開予定。
メイ・モリスが刺繍で表現した「地上の楽園」を、
ぜひお近くのショールームにてご覧ください。

モリスプチセミナーのご案内@大阪ショールーム

2019.07.14 / osaka

先日、満を持して発売したMORRIS & Co. の新作コレクション「ARCHIVE V ‒ MELSETTER」。
ずばり今回の見どころは、美しく繊細な刺繍生地の数々です。
 

アーカイブシリーズ5 作目となる今回のコレクションは、
モリスの次女、メイ・モリスが残した刺繍デザインからインスピレーションを受けて作られました。
刺繍とプリントの【Fabric】、壁紙の【Wallpaper】、
椅子張りにも使える【Weaves】の3冊で構成されています。

大阪ショールームではこの度、新作アイテムのご紹介と、ウィリアム・モリスを父に持ち、
彼女自身も類まれなるオ能に恵まれた、 メイ・モリスの生涯をお話するプチセミナーを開催いたします。
期間中は、新作の生地や壁紙を使った特別展示もご覧いただけます。
皆様のご来場をお待ちしております。

日 時  7月25日(木)、8月8日(木)、15日(木)、21日(水)、28日(水)
各回10:00~(所要時間:約30分)

会 場 マナトレーディング 大阪ショールーム
大阪市中央区本町4-4-25 本町オルゴビル1F
*定員 各回4名
*申込方法 FAXまたはメールにてお名前、ご住所、お電話番号を
ご記入の上お申込みください。(参加費無料)
■FAX 06-7669-1981
■Mail info.osaka@manas.co.jp
*申込締切 各開催日の2日前まで
*お問い合わせ 大阪ショールーム TEL 06-6251-1970
*注意事項 お申込み受付の連絡は順次メールまたはFAXでご連絡
させていただきます。

プチセミナーにご参加のお客様には、モリス壁紙のオリジナル栞をプレゼントいたします。
(ノベルティは数量限定のため無くなり次第終了となります。)

刺繍いろいろ

2019.06.30 / nagoya

MANASのショールームには想像を超える数々のデザインやアイテムが存在していますが、そんな中で人気のアイテムのひとつに「刺繍」があります。

「刺繍」を英語で表記すると「Embroidery」(エンブロイダリー)。
刺繍のあるファブリックには、名前の中に「Embroidery」とついていることもよくあるんですよ。

例えばこちら、Japonica Embroidery 7850-03ROMO

椿のお花の部分にご注目を。

ボタニカルアーティストとして名を馳せたAlfred John Wise(アルフレッド・ジョン・ワイズ)(1908-1985)が描いた絵画をもとに、忠実にお花の表情を刺繍で表現しています。

そして、
前回ご紹介したELITISのクッションにはこんな刺繍柄も。


貝殻が置かれた額装は、昨年開催したお雛様イベントの際にトレーの代わりにしたものです。
現在はモリスコーナーにディスプレイしています。
この生地は?とよく尋ねられるんですが、実はこれ、SandersonPressed Flowers 236554
カーテンに仕立てると大きなボーダー柄になっているので驚かれます。

以前はこの刺繍の部分だけを使ってクッションに仕立ててディスプレイしていました。

刺繍といえば、MORRIS&Co.からも定番のように、いくつものEmbroideryコレクションが発表されています。

Mary Isobel 230339(写真左)
刺繍作家さんの名前がつけられた「マリーイザベル」は、刺繍の雰囲気をそのままプリントに模した生地(Mary Isobel DMCOMA204)まで発表されています。

名古屋ショールームの展示カーテンの中でひと際目を惹くのはArtichoke Embroidery 234543
写真は色違いの234545です。

そして今週7月5日には新らたなコレクションMORRIS ARCHIVE V  MELSETTERが発売になります。


今度の見どころはなんといっても刺繍の作品が多いこと。
ウィリアム・モリスを父に持ち、彼女自身も類まれなる才能に恵まれたモリスの次女、メイ・モリスの刺繍デザインからインスピレーションを受けた作品が収録されています。

名古屋ショールームでは、刺繍作家 大塚あや子さんによる「モリスと刺繍の世界」と題したお話と実際に新しいコレクションをご紹介するセミナーを7月30日に開催することになりました。
気になるセミナーの詳細はHPのニュースをご確認くださいませ。

7月5日(金)にはこの新しいコレクションがMANASのHPでも解禁になります。
是非お楽しみください。

病気の子どもたちとそのご家族へ

2019.06.25 / osaka

マナトレーディングでは、以前より
ドナルド・マクドナルド・ハウスへカーテンや壁紙のご提供をさせていただいております。

ドナルド・マクドナルド・ハウスとは、自宅から遠く離れた病院に入院しているお子様と、
そのご家族のための滞在施設です。
「第二のわが家」をコンセプトに、企業や個人の方からの寄付金や、
ボランティアの皆さまにより運営されています。

この度、国立循環器病センターの移転にともない、大阪府吹田市での13年間のお役目を終えて、
北大阪健康医療都市(健都)へ移転されることになったハウス。

新しく建設された施設の壁紙とカーテンを、ご提供させていただきました。


玄関を入ると、まずイメージキャラクターのドナルドが迎えてくれます。
レース:セントラルパーク5(廃番)

広くて開放的なダイニングキッチンには、ボーダー柄のレースカーテンを。

レース:セントラルパーク18(廃番)

絵本やおもちゃが置いてあるキッズスペースには、
sion(サイオン)の「Little Fox」の壁紙とカーテンを納品させていただきました。

宿泊できるベッドルームは、20部屋あります
ルームナンバーの代わりに壁付けされた、
ミッフィーでおなじみのディック・ブルーナ氏の絵が素敵でした。

お部屋の中は大きな掃き出し窓から光が入り、とても明るかったです。
ドレープとレース、そしてアクセントクロスの色を揃えてコーディネートしました。


ドレープ:チャウダー1103(廃番) 
レース:シャーベット72(廃番) 壁紙:scion Sula 111321

写真のカーテンはグリーンですが、色違いでピンク、ブルー、イエローのお部屋もございます。
ハウスのご利用者様に、少しでも居心地良くお過ごしいただければ幸いです。

 

グリーンがいっぱい

2019.05.30 / nagoya

樹々のみどりが気持ちのいい季節です。

ここから徒歩3分ほどの場所に名古屋ショールームがあります。
さまざまな緑色が風にそよぐ光景も日本の四季ならではの美しさですね。

インテリアではここ数年、南国風やリゾート系の葉っぱなど植物柄のデザインが多く登場しています。
さらに今年はカラーでもグリーン色の巾がぐっと広がっているんです。

(写真はRUBELLIカタログより)

こちらは壁紙コーナーの奥に貼っているOSBORNE&LITTLEの新作「Green Wall 」、一面に植物が埋め尽くされているデザインです。


こんなふうに部屋の一面だけグリーンのオアシスはいかがでしょう?


シェードの生地はSandersonの新作「Paradesia」、まるで植物の標本図鑑のよう。周りには「Palm House」のエキゾチックな植物柄の生地で囲んで引き立てています。
同じコレクションの中には可愛らしいサボテン柄も収録されています。

そして今年はお抹茶色もよく見かけます。

もう何度かブログやインスタグラムでも登場しているELITISの壁紙コレクション「SOLEIL LEVANT」から。
海外ブランドならではの大胆なデザインですが、日本人に馴染みのある色味のおかげでしょうか、実際に貼ってみると不思議ととてもしっくりとくるんです。

またクッションでも。

色味だけでなく、植物をモチーフにした刺繍がワンランク上の上質感を醸し出しています。

色のグリーン、そして植物のグリーン。
今年はぜひグリーンにもご注目くださいね。

東京ショールームリニューアル!

2019.04.12 / tokyo

3月末より東京ショールームの一部をリニューアル致しました!


今回の改装では、ディスプレイスペースを増設し、
各ブランドの生地や壁紙を、より魅力的にご覧いただける仕掛けをご用意しました。

リニューアルに伴い、
2019年新作コレクションの生地も数多くお披露目しています。

新しいショールームと共に皆さまのお越しをお待ちしております!

 

 

ジャパン的!

2019.03.30 / nagoya

東京2020までもう500日をきり、日を追うごとにニュースに触れる機会が多くなってきました!日々更新されていくオリンピック、パラリンピック情報や東京、日本の変化を見届けていけることもこれからの楽しみですね。

インテリアの仕事をしていると、またちがった角度から東京2020を意識することが…。
最近はおもてなしをコンセプトに和テイストのホテルが相次いでオープンするなど、ここ数年、少しずつ日本を感じるアイテムや和をイメージしたインテリアが増えてきています。


2018秋冬コレクション「JAPANDI」。英国ブランドscion(サイオン)より

例えば、この春の新作の名前ではこんなネーミングも!
SHOUJI(ショウジ)4月発売予定 MARK ALEXANDER 新コレクションより
KAORI(カオリ)
HARU(ハル)
SHIBUI(シブイ)
MISHIMA(ミシマ)3/29発売 HARLEQUIN「Hamada」より
HAMADA(ハマダ)
NUKA(ヌカ)

どの名前も日本人にとっては馴染みのある響きですよね。

そしてデザインでもどこか日本を意識したものが多くなってきている傾向に、日本への注目度を感じずにはいられません。
写真は4月5日に発売のELITISSoleil levant」の壁紙見本帳の表紙です。気になる中身はショールームやInterior libraryでご覧くださいね。

私たちが日々暮らしの中で当たり前のように目にしている柄や景色も、海外の方から見たらとても粋でお洒落なデザインとして取り上げられるものだったのだと、日本の良さを再確認いただける機会なのでは思います。

和モダンなインテリアをテーマにしている方には、いろいろなアイテムが豊富にご覧いただける旬のタイミング到来です!


伊勢型紙がデザインの源「KATAGAMI」。イタリアブランドRUBELLI(ルベリ)より。

続々と・・・

2019.03.20 / osaka

3月から5月にかけて、海外エディターの新作アイテムが続々と発売を迎えます。

先日発売になったOSBORNE&LITTLE(オズボーン&リトル)からは、
6冊のファブリックのブックと、3冊の壁紙のブックがラインアップ。

中でも印象的なコレクションが『TAZA(ターザ)』です。

T
モロッコ風のデザインからインスピレーションを受けた、
色彩豊かな刺繍の生地を集めたコレクション。
民族調の幾何学柄や、オレンジとグリーン、チャコールグレーといった北アフリカの配色の生地が揃い、まさに今のトレンドを捉えた内容となっております。

もう一つの注目コレクションが、『FOLIUM WALLPAPER』です。


天井から咲き乱れる蘭の花を描いた「Trailing Orchid 」は、
思わず目を奪われてしまうような圧巻の美しさ。
エキゾチックな高級感の漂うタイル調のデザイン「Hammam」も、
お化粧室などに合いそうです。

4月には、こちらのコレクションの壁紙を使ったディスプレイを計画していますので、
ぜひお楽しみにお待ちください。

壁紙ブランドKHROMA(クロマ)からは、得意の幾何学柄が出ております。


コンテンポラリーなデザインでインパクトがあるので、
レストランやショップ空間などにご使用いただいても素敵です。

椅子張りや壁紙が人気のROMO(ロモ)からは、新しくラグの取り扱いも始まりました。

カジュアルなデザインや、アクセントになるラグをお探しの方にぜひおすすめです。
既存のファブリックコレクションともコーディネートしやすいデザインとカラー展開になっておりますので、
クッションカバーを組み合わせて選べるのも嬉しいポイント。

春になって模様替えをお考えの方、新しいアイテムからインテリアのヒントを探してみたい方、
靭公園の桜のお花見と合わせて、ぜひお気軽にショールームまでお立ち寄りください。

BLACK editionの新作は日本人アーティストとのコラボレーション!

2019.03.10 / tokyo

冬の寒さが和らぎ、東京でもあちらこちらで桃の花を目にする季節になってまいりました。
春の訪れを感じさせるのは、桃の香りと花粉症の気配だけではありません。

 

現在ショールームでは、先月のフランスでのデコオフ、メゾン=エ=オブジェで発表された
各ブランドの2019年春夏コレクションが続々と入荷し、発売準備を進めている真っ只中です。

今回はその中で先頭を切って発売された
イギリスのBLACK edition (ブラック・エディション)の新作をご紹介しましょう。

 

壁面に描かれたのは、うっそうと繁る森林と、その前面に佇む湖。
日差しを受けて囁きあう木々、そしてその影を映してゆらめく水面の永遠を
切り取ったかのような世界が、静謐なモノクロームで表現されています。

 

これらの壁紙や生地に描かれた風景、
実は写真ではなく、全て木版画によるもの。

ブラック・エディションの新作は、
これらのアートワークからインスパイアされたコレクションとなりました。

「MIZUMI」(湖)、「HINOKI」(檜)と日本語のコレクションタイトルが示すとおり
日本人アーティスト、湯浅克俊氏の手による作品です。

左:湯浅氏 右:BLACK edition エミリー・モールド女史
BLACK editoion Instagram より

 

 

湯浅克俊
1978年東京都出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
英国ロイヤルカレッジオブアートにて修士課程を修了後、
写真とデジタル技術を融合した木版画による作品を多く発表し、
イギリス、ドイツをはじめ世界各国で個展を開催。
Northern Print Award 受賞をはじめ、多くの国際的な展覧会に出展。

湯浅克俊氏HPより参照

 

今回のコラボレーションを生んだのも、
ブラック・エディションのデザインディレクター:エミリー・モールド女史が
イギリスのあるグループ展で湯浅氏の木版画に出会い、
インスピレーションを得たことから実現したものだとか。


MANAS Instagram より

 

さて、この大変繊細な版画は一体どうやって作成されるのでしょう。

その手法は自身で撮影した風景写真をデジタル処理し、
木版に転写したものを彫刻で再現していくというもの。

デジタルに取り込んだものを、木版というアナログな手法でアウトプットする過程。
つまり摺り出される対象の陰影というリアルだけでなく、
その空気感までもを想像しながら彫り進めるというのは、
繊細で高度なテクニックを要すると同時に、
写真の捉える一瞬を構成する全ての物質を分解し、
一刻々々木板に刻み込むという作業を経ることで、写真では表現できない、
ある種の思想学的なプロセスが生じさせます。

 

今回のコレクションでは、その木版画作品を再びデジタル処理する事によって、
滑らかなシルクやメタリックな糸を使用した織物、プリントベルベットといった
様々なマテリアルによる表現へと進化しているのが実にユニークなところ。

先日行われたデコオフの会場では、
湯浅氏も会場に赴き、インスタレーションを開催していたそうです。


MANAS Instagram より

今回のコラボレーションでは、
決して直線ではない彫刻のラインを、織りのパターンで表現することが難しかったのだとか。

 

思えば、ウィリアム・モリスのデザインも元は、
木版に起したデザインを、ブロックプリントによって大量生産できるようにしたことから、
「アーツ・アンド・クラフト運動」が発展し、
一般市民の生活にも「デザインのある暮らし」が普及したのでした。

 

それから140年を経た現在、木版によるデザインがここまでの表現に進化したと考えると、
感慨深いものがありますね。

 

 

そんなモリス商会創業当時の貴重なブロックプリントによる壁紙や生地を
展示した「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」が、
いよいよ最終会場の横浜のそごう美術館に巡回してまいります。

開催期間は4月20日(土)~6月2日(日)まで。
東京近郊にお住まいの皆さま、
機会がございましたらぜひ、お出かけ下さい。